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『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』劇場版みてきたので感想などなど。
ネタバレアリの感想なので以下の「つづき」からどうぞ~

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本作は2018年に放映されたTVシリーズ、2019年に上映された外伝映画に続く完結編です。

おおむねの流れは上映されたもので構わないのですが、後半の演出に気になった点がありました(あくまで個人的に、ですが)。

見終わって思ったのは先ずは、「少佐との再会シーンは ラストに回せなかったのか?」という点です。

個人的には読者に考えさせる演出が好きなので、あのシーンバッサリカットでもよかったと思うんですよ。。

要は『君の名は。』での三葉が父親説得シーンをバッサリ切ってあとで説得できたんだ、
と分からせる手法ですね。


特に今回は現代の登場人物が過去を振り返る、という二重構造にしているので、
二人が分かれて、兄貴がやってきて少佐が駆け出して自分の考えを吐露して崖からヴァイオレットの名を叫ぶ。ヴァイオレットはその声を耳にして島の方を向く……。

で、場転して現代の登場人物がヴァイオレットの足跡をたどって二人が再会した事を知る……、の方が良かったんじゃないかなーと個人的には思いました。再会のシーンを描きたかったのは判るんですけどね。


『天気の子』のラストもそうなんですよね。

クライマックス、天界から陽菜を助けて帆高が田舎で卒業式をしている時に
「陽菜は警察に保護され」って回想しているから視聴者は陽菜がどうなったか分かっている。
だからラストで二人が再会しても感動が薄い。

あそこは天界から帆高が帰ってきた時既に陽菜はいなく自分は田舎へ送還。
陽菜がどうなったか分からないけど東京にずっと雨が降っているので帆高は東京に陽菜がいることを信じて数年を我慢する。そして彼女がいると信じて東京へー、の方が良かったと思うんですよね。

まぁここは個人の好みの問題なので、自分はこう思いました、ってだけなんで。


あと、エンドロール行く前に暗い道をヴァイオレットが歩いている処を上から撮っているシーンがあるのですが、なんで暗い道なの? 再会した後なんだから暗い道から明るくでいいんじゃない? とか思ったり。

アンの孫が島だけで発行している切手見てたらそれがオーバラップして歩いているヴァイオレットになってそのままエンドクレジットに突入、とかとか。

まぁでも考えたらヴァイオレットは少佐と再会する為に歩き続けていたから、
製作者側としては描きたいのはそのシーンだよね。
なので『君の名は。』みたいに再会シーンを一番ラストに持ってくるとか?



あ、映画自体出来はすごく良かったですよ。
展開自体そのものは悪くなく(少佐の言い分もわかるだけに)。
個人的には好きなシリーズでヴァイオレット幸せになってよかったね、って感じです。


外伝の中間の錨を下すシーンを海中から見た作画も凄かったですが、今回も背景描写が凄く、
地面に反射する雨粒、二人が再会したシーンの波、花火の作画が凄すぎてw

特にラストの花火は自分が今まで見てきたアニメ花火の中でも1,2を争うほどの美しさでした。

あ、そういえばパンフレット売り切れだったんですよ。まだ上映始まって5日ですよ。それなのにパンフが売り切れる事ってあるんだ、って思いました。
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